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zoom RSS 「とっぱら〜ざしきわらしのはなし〜」ヒロイン別感想(2)

<<   作成日時 : 2009/01/05 00:57   >>

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「とっぱら〜ざしきわらしのはなし〜」感想の続きですww

例によってネタバレ御免ですから閲覧の際にはお気をつけて。






瀬織(CV 深井晴花)


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橋姫ってどんな妖怪よ? と思った人は僕だけじゃないはずw

ホームレスのようなライフスタイルとは裏腹に、フランクでフレンドリーな言動がキュートな姐さんですが、何気に妖怪ヒロイン中最年長。「うん……確かに卑弥呼のことはね、忘れられないわ」とかさらりと口にしたりして、只者ではありません。
実際、調べてみると、本編でも言及されている宇治橋を架けたときに、橋の上に瀬織津比売を祀ったという伝承なども残っているそうです。後で触れる藤花と並んで、由緒正しい妖怪(神様?)と言えましょう。

お話は特に大きな事件が起きるでもなく、他の√のようにシリアスな展開になるでもなく、淡々と進んでいきます。基本的に主人公が橋の下に行って瀬織と話して、の繰り返し。

と、こう書くと平板で面白みのない話に見えますが、実は結構好きです。一見単調に見えるシナリオも、橋姫として長い時を過ごすうちに、そうした生き方に倦み疲れてしまった瀬織の心情とシンクロしているのではと考えればストンと腑に落ちてきます。

意外と名台詞や心に沁みる言葉の多い「とっぱら」。特にこの√では、瀬織のさりげなく含蓄のある台詞が光っていました。さすが、伊達に長生きはしてませんね。

「……でも、一人は寂しい」

「私は、戦争ばかり見てきたわ」

「人間同士だって、お互いに他者なんだから、そうしてわかりあえなかったり悲劇に終わったりする」
「でも、それでも他者であることを乗り越え、ともに生きていくのが恋愛なんじゃないかしら」
「むしろ他者であるからこそ、人は人を愛せるんじゃないかな……」(←ここ最高

人間のさまざまな営みを見続けながら、ひたすら同じことを繰り返してきた橋姫。倦怠感に包まれながらもそんな自分のあり方を変えることのできなかった瀬織が、主人公と知り合い、再び恋をすることで変容していく――これは、そんな妖怪と人間の、穏やかで優しい物語。


おまけ。
瀬織が主人公のうちに遊びに来る場面。美影が普通に瀬織の話についていけてるところや、何かの拍子に見せる表情なんかが、美影√の伏線になっていたような気がします。

おまけその2
√終盤、主人公が瀬織のために一芝居打つ場面。穂波と風野が恋人の振りをして橋を渡るんですが、当初はあくまでフリでありお芝居だったハズなのに、最後の方はなんか本当に恋人同士になったように見えたのは気のせいでしょうか。2人の表情や台詞が、とても演技には思えなかったんですよね。



藤花(CV 青山ゆかり)


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何度でも言おう。


藤花可愛すぎるZEEEEEE!!!


ケモノ属性のないmiyaをすら一発で虜にするとは、さすが希代の妖狐と言えましょう。いえ、決して藤花のあのないすばでーに煩悩を刺激されたためだけではありませんよw

てかですね。↑の藤花の立ち絵を見て何とも思わない人はハッキリ言ってこのゲームしない方がいいです(←暴論

由緒正しいという点では瀬織と並ぶ藤花ですが、知名度ではこちらの方が上。玉藻の前こと九尾の狐をヒロインにしてしまおうと考えた時点で、この√は半分成功したようなもの。でもってその玉藻の前という設定を、「男性恐怖症」として展開させ「贖罪」という形に収束させたシナリオは秀逸と言う他ありません。

終盤駆け足気味になるのとラストの演出(実は消えていなかった、というオチの見せ方)だけがちょっと残念ですが、主人公とヒロインを結びつけるきっかけとなった温泉のように、まったりゆったりした雰囲気を楽しめる√でした。

それと、特筆すべきはCVの青山ゆかりさんの演技ですね。キャラ自体は某行商に同行する狼少女を彷彿とさせる藤花が、二番煎じキャラで終わらなかったのは、テキストの力もさることながら、ゆかりんの絶妙なボイスによるところも大きいと思います。

単に癒やし系のおっとりしたボイスなら、佐久夜役のまきいづみ姉さんや、美影役のふーりんでもOKだったでしょう。が、今は改心したとはいえ、かつては人々を恐れさせた大妖というバックグラウンドを感じさせる声となると、他に適役が思いつきません。それくらいゆかりさんの声は役に合っていましたねww

あと、Hシーンがなにげにえろい。個人的にヒロインの中では、美影、藤花、穂波の3人の√が、Hシーンが充実してたと思います。

最後にもうひとつだけ。アダルトまきいづみは声に艶があってロリバージョンよりも好きです。



幸子(CV 木村あやか)


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共通√で最初に出てきたときは、「うわ、何このウザキャラ」な感じでした。しかーし!! 仮にも木村あやか様が演じているヒロインです。絶対このままでは終わらないだろうと思ってましたが――

やってくれましたね個別√で。あーもう、なんちゅーギャップ萌え〜〜なんでしょー。幸子と主人公がお互いを意識しだすあたりからはニヤニヤが止まりませんでしたwww
ヒロインの中ではある意味いちばんツンデレっぽいだけに、デレてからの破壊力はハンパじゃなかったです。

ただ、シナリオの関係上、結ばれてからすぐシリアス展開になってしまうのが勿体無いといえば勿体無い。正直、もうちょいデレ幸子を堪能したかった。これはもう、ぜひやるきばこで補完して欲しいですね。

ストーリーに関して言えば、やはり招き猫の扱いですかね。穂波の用意したアイテムの中では、藤花√の玄翁、美影√のお札なんかと比べても、お話の中での使われ方が上手だったと思います。主人公がちょっとした悪ノリでやってしまったことがその後の展開に大きく関わってくるところとか、壊れてしまったと思っていたら終盤で思いもかけない使われ方をするところなんかも。

終盤、幸子が主人公のために自己犠牲的な行動に出るところもいいんですが、(ヒロイン√もこのあたりまで来ると、先の展開が読めてしまうということもあって)その前の、初めて幸子が素直に自分の心を主人公にぶつけるところや、そのすぐ後の美影と幸子の会話の方が泣けたかな。個人的にはあのやりとりが幸子√のクライマックスだと思っています。

ラストは冷静に考えればかなりの超展開ですが、終わりよければ全てよし、ということで満足できる√でした。



美影(CV 佐本二厘)


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2008年度嫁にしたいえろげーヒロインbPは、間違いなくこの人でしょう。

包容力に溢れた優しい性格で、家事は万能。おまけに美人でスタイルも抜群。でも決して完全無欠という訳ではなく、甘いものに目がなかったり(バームクーヘン!)、テレビ鑑賞が趣味(「スイウツ」!!)だったりと、意外に普通の主婦っぽいところも好きです。たまに見せる怒った顔や拗ねた表情も◎。
何の打算もなくまた見返りも求めず、甲斐甲斐しく主人公に尽くす献身的なその姿は、まさに二次元嫁の究極の理想型と言っても過言ではありますまい。

とりあえず共通√での美影の料理のレパートリーの広さは、さすが世話女房系妖怪影女の面目躍如というところでしょうか。それをまたさらりと美味そうに表現するテキストにも感心させられました。とにかくやってて飯食いたくなってくるゲームでしたね。
山椒たっぷりの熱々麻婆豆腐と鯛の松皮造り(鯛を捌く場面はよく出来ていましたね)は、本気で食べたいぞ。

メインヒロインだけあって、シナリオは恐らく全ヒロイン中一番長く、CGの枚数も一番多いです。優遇されていますw
その美影√では、普段は憎まれ口ばかり叩いている幸子が、くっつきそうでくっつかない主人公と美影を、何だかんだ言いつつサポートするのがいいですね。他の√でもそうですけど、毒舌吐いてるように見えて、大事なところでは気を遣える幸子は良い子です。

また、晴れて恋人同士になってからの甘々な新婚夫婦っぷりも最高でした。プレイ中何度悶絶しそうになったことか。ふーりんのあの甘〜い声「ダーリン♪」なんて言われた日には、思わずその場で押し倒して(←落ち着け

終盤は例によってシリアス展開ですが、「美影の正体が実は**(←って、バレバレ?)だった」という設定と、周到に張られた伏線のおかげで、シリアスな部分が浮いて見えなかったのはさすがです。
美影の「償い」と主人公が見つけた「小さな幸せ」――この2つがクロスオーバーするクライマックスが感動的でした。

「もし、お前が自分のせいだって言い張るなら、俺が許すっ!」
「何度だって、何度だって、何度だって!!」

主人公が美影に向かって叫ぶ台詞が泣かせます。

このクライマックスがあるからこそ、ありふれた日常の一コマをあっさりと描くエピローグがとても愛おしく感じられました。大切な人が隣にいてくれる幸せ。ラストの主人公の言葉は直球で胸を衝いてきてウルッとさせられます。
終わった後、幸せな気分に浸れるいいお話でした。


あ、そうそう。前にも書きましたが、キャラ選択の際、美影ばかり選んでいると、2周目以降、強制的に↓のミドリENDに入ってしまい、美影ENDが見られなくなってしまうので注意が必要です。

最後にもう1つだけ。

やっぱりふーりんのえろえろボイスはさいこ(殴



ミドリ(CV 佐本二厘)


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サブタイトルでバレバレですが、このゲームの裏ヒロインというか真ヒロイン。全ての√を攻略した後で、彼女の√が現れます。

でも正直、ちょっと微妙な出来なのは否めません。美影ENDからの分岐ということもあって尺も足りないし、内容的にもおまけ扱いなのが勿体無い。どうせやるなら、他のヒロインのようにちゃんと専用√を作ってほしかったです。それが出来ないというのなら、いっそやらない方がよかったというのが僕の意見。

てか、僕の中ではノーマルENDは幸子END、真ENDは美影ENDで確定なんですけど(爆



!!以下、マジにネタバレ全開につき注意!!


























「美影と幸子はミドリが変化したものであり、ミドリが元に戻った時点で2人は消えてしまう」というのは、ある意味理に適ってはいますが、結構残酷な設定ですよね。
美影も幸子も魅力的なヒロインなだけに、プレイしていて愛着の湧いた人も少なくないはず。そういう人にとってこのENDはBADENDでしかないと思うのですがどうでしょう。
特にミドリENDは美影ENDの分岐ということもあり、それまで美影との純愛路線で進んでいた話がいきなり「美影が消えて主人公ミドリと結ばれてめでたしめでたし」ですから。全然めでたくねえぞ、と言いたくもなります。

一応、「美影と幸子の記憶はミドリの中に残っている」というエクスキューズはあるんですが、主人公が美影や幸子と擬似家族のような絆で結ばれてきたことを考えると、2人のいない五日市家はどうにも寂しい感じがして、真ENDなのに素直に喜べないのです。

そういう意味では、ミドリという子はちょっと不遇なヒロインではありました。キャラ自体は結構いい子なんで、この子もぜひやるきばこできちんとアフターケアしてほしいですね。




というわけで、2回に分けてお送りした「とっぱら」ヒロイン√感想はこれにておしまいでございます。例によってムダに文章が長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただいてありがとうございました。それでは今回はこの辺で。ではでは。




↑「とっぱら」感想あと1回続きますw

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
miyaさんは僕と嗜好が合うみたいですね♪

>瀬織
ヤマナシでしたが、僕もなんか好きです
てか単純に瀬織みたいなキャラが好きでした♪
ああいうのほほんてしているのも悪くないですよねw
深井晴花さんってとこも個人的にポイント高いです

>藤花
同じく藤花に悶えまくりでしたwww
いや、可愛すぎるだろ・・・
シナリオ展開も個人的に好みで、エンドもいちばん好きでした

>幸子
僕としては序盤からあんまりウザさは感じませんでした
ってか木村あやかさんのボイスが素敵過ぎる・・・
〜さぁ!ってやべぇっすよ、まぢで
性格変わったとこもやっぱ良かったですね♪
ただ口調が変わったのは戴けないぜ!!!

>美影
>嫁にしたいヒロインNo.1
激しく同意ですw
いやぁ・・・可愛かったなぁ・・・
ビジュアル的にもかなり良かったですw
それにしても毎回食事シーンでお腹空いてくるから困るw

>ミドリ
ぶっちゃけあのルート要らなかった気が(ry
あんなのより美影と幸子と藤花と鈴のハーレムルートが欲しいです(殴
アルク
2009/01/06 14:48
アルクさんへ
8人もヒロインがいて、そのうち1人として外れがいないという奇跡のような作品でしたね。
キャラゲーとしては08年度トップクラスの出来だったと思います。

ミドリはねえ、真ENDでホント損してると思います。
一途で健気でいい子なんで、各√での「困った時のお助けキャラ」に留めておけばもっと人気出たんでしょうけどw
miya
2009/01/06 22:39

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