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zoom RSS 「とっぱら〜ざしきわらしのはなし〜」まとめの感想

<<   作成日時 : 2009/01/11 22:59   >>

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まとめの感想です。短くするつもりが気が付けばこんな長さにorz

今回はなぜかそんな致命的なネタバレはありませんでした。
それではどうぞ。





シナリオ
どの√も、妖怪という設定を物語の中に巧みに活かしていたと思います。きっとライターさんは、シナリオを書く上で妖怪について一生懸命勉強したんでしょうね(でなけりゃ影女をメインヒロインに選んだりしませんよね♪)。キャラデザ自体は、藤花を除いてあまり妖怪っぽく見えませんが、それでも違和感がなかったのは、シナリオが彼女達に妖怪としての説得力を持たせたからではないでしょうか。

うまいな、と思ったのは、ヒロインを妖怪にすることで、普通のエロゲーであれば「おいおい」と突っ込まれかねないところを回避している点です。
例えば美影。仮に彼女が生身の人間だったらどうでしょう。聖人君子ならいざ知らず、普通の若い女性が、あんな風に何の見返りも求めず、ひたすら献身的に主人公に尽くしたりできるものでしょうか。リアルにそんな女性がいたら、ちょっとコワいですよ。他人のためにあそこまで自分の我を抑えてしまう人というのは。たとえそれが美影レベルの美人だとしても。

美影に限らず、妖怪ヒロインたちの主人公に寄せる想いは、一途で純粋で、それゆえに普通だったらちょっと歪で不自然な感じが拭えません。そうした不自然さを、「そういう妖怪だから」という設定でチャラにしてしまうのは、なかなか賢い解決法だと思いました。まあ、禁じ手ギリギリという気もしますがww
(このあたり、「もしらば」の明穂に通じるものがありますねw)

「個別√が短い」という批判について。確かに√を減らして、その分一つの√を長めにするという選択もアリです。実際、僕もプレイ前はOHP見て「攻略ヒロイン多すぎじゃね」と思ったりもしました。
が、プレイした方ならお分かりと思いますが、実は作品の構成上、ヒロインの数は安易に減らせないという事情があります。
では、ヒロインの数は変えずに、尺だけ長くする方法は? しかしそうしたらしたで、今度はヒロインの多さが仇となって、途中で間延びしてしまいそうです。
そういう意味では、シナリオの長さについては、ベストとはいわないまでもこれがベターかな、という気がします。

ていうかですね。
仮に、尺を伸ばすために攻略ヒロインの数を減らすとして――


彼女達の誰を削れると?




むしろ、シナリオで僕が気になったのは、物語の中での時制のあいまいさについて、ですね。
具体的に言いますと、ミドリが家を出た時期がちょっとわかりにくい。最初、プロローグの回想シーンをぼんやり見てたこともあって、ミドリが家出したのは両親が事故死する直前で、春休み前のことだと思い込んでました。まあ、このあたりはあんまりはっきりわかりやすく見せてしまうと、基本的な部分で矛盾というか不自然なところが生じてしまうので、仕方ないっていえば仕方ないんですけどね。


最後に攻略順の話など。僕の攻略順は個別√感想に書いた通りですが、みなさんはどんな順番でやられたのでしょう。これからやるという人のために、一応、これが公式の攻略順かなと思われるものをあげておきます。

瀬織→千鶴美→佐久夜→藤花→イソラ→幸子→美影
※穂波は途中のどこかでやるのが無難かな。

別にこの通りでなくても特に支障はありませんが、一応順番どおりということで。え? 何の順番かって? それは実際にプレイしてみてくださいww



CG
絵そのものは好み。アマクラ氏の描くヒロインはどれも可愛くて魅力的。言うことなし。
問題はCG枚数。差分抜きで83枚というのは、フルプライスのゲームとしては、満足とは言わないまでも、決して少なくはないでしょう。

が、ヒロインの多さがここでは裏目に出たと思います。美影、幸子はそれなりに数があります(それぞれ18枚、13枚)が、ほかのヒロインのCGが圧倒的に少ない!!
1ヒロインあたり6〜8枚で、しかもそのうち3〜4枚はHCGなので、日常シーンのCGがほとんどありません。まあ、その分立ち絵のバリエーションの豊富さでカバーしてはいますが、ちょっと物足りないかなあという感じ。

あ、あと、EDで出てきた、美影、幸子、藤花が温泉に入っているCGが本編で使われなかったのは激しく納得いかないですね。なんであの美乳CGが(ry



音楽・音声
サントラ買っちゃおうかな〜〜ww
と本気で考えてしまうほど、歌、BGMともによかったです。

BGMはテンポのいい曲あり、しっとりと聴かせる曲あり。作品世界と見事に調和していたと思います。
ホント、どれもいいんですが、特にお気に入りなの↓

ざしきわらしのはなし(タイトル画面で流れる。普通に名曲。NHKとかで流しても違和感がない)
薫風時枝もののけの里(日常シーン、食事のシーンなどで流れる。フルート? が良い)
蛍の唄(就寝前の曲。ホントに寝る前に聞くとよく眠れる)
恋ひに酔ふ花(藤花のテーマ曲。キャラに合わせたマッタリ感がナイス)
落花流水(瀬織のテーマ曲。曲だけで瀬織のキャラが見事に表現されてる感じ)

OP「あたしらしく」は前の感想でも紹介しましたが、楽しい電波ソング。大好き。





そしてED2曲「ribirthday eve」「とっぴんぱらりのぷう」ですが――







どっちも甲乙つけがたいくらい。最高。これ、間違いなく08年度最高のED曲ですね。

ていうか、自分の中では、歴代エロゲーEDの中でも、「もしらば」の「あなたを照らす、月になりましょう」、「つよきす」の「Isolation」、「片恋いの月」の「never no astray」と並ぶ名曲だと思います。聴くだけで泣きそうになってくる曲なんて、そうそうないですからね。

ボイス。言うことなしです。この布陣に何と文句をつけろと?
ああ、一つだけ注文つけるなら、やっぱり男ボイスは欲しかったです。風野も喜善爺もボイスなしで済ますには勿体無いくらいのいいキャラでしたから。



主人公
巷では「最低」「ウザい」「氏ね」と散々な五日市圭治君(←おっ、やっと名前出た)ですが、そんなにヒドいとは思いませんでした。確かに、最初の方ではネガティブな言動が目立ちましたが、それまで何不自由なく暮らしてきた(それゆえ将来のこととか自分のこととか周りのこととかもあんまりきちんと考えたことのない)お坊ちゃんがいきなり不幸のどん底に突き落とされたら、あんな感じでグレたりもするでしょうしね。
むしろ、ヒロインたちとのふれあいを通して、だんだん成長していくところとか、結構好感持てましたよ。少なくとも、今プレイしている「ほしうた」の、察しが悪すぎの主人公に比べたら数倍(ry

この圭治君、どの√でも割とよく泣きます。それも「さくラッセ」のみーくんのようにネタで泣くんじゃなく、マジ泣きです。なのになぜか全然不快感ないんですよね。見ててかなり感情移入してしまいました。うん、わかるわかるという感じ。
主人公としては特に活躍するでもなく、そんなに役に立ってるとも思えないのに、「空気」「ヘタレ」という感じがしないところとかもよかったです。何だかんだいって根が善人というのが透けて見えるんですよね。

あ、ニコ動で言われている「ツンデレ主人公」という評価には激しく同意ですwww







というわけで、長いことお付き合いいただいてありがとうございました。「とっぱら」感想はひとまずこれでおしまいです。こんな長めの感想を3回もしつこく繰り返したことからお分かりの通り、この作品、個人的にはかなりのお気に入りです。客観的な完成度とか関係なく、やってて癒やされる楽しいゲームでした。こういう出会いがあるから、ゲームはやめられませんね。

ということで今夜はここまで。次回は「ほしうた」結衣√の簡易感想を予定しています。いや、√自体はとっくに終わってたんですけど、なかなか書く時間が取れないんですよね。期待しないで、気長に待っていただけるとうれしいです。ではでは。




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