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zoom RSS 「タペストリー」ヒロインルート感想

<<   作成日時 : 2009/08/14 00:32   >>

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「知っていますか、あなたがそこにいる理由を」


不治の病で余命半年と宣告された主人公とヒロインたちとの心のふれあいを描いたハートフルストーリー。
ちなみに主人公とヒロインは、心だけでなく体の触れ合いも(殴



※ネタバレ注意!!


○潮見ひかり(しおみ ひかり/CV 戸沼ゆず)
全身の47パーセントがこしあんでできている(嘘)幼なじみ。

おまえらもう少し素直になれ、でもってさっさとくっつけと、何度画面にツッコミを入れたことか。

まあ状況が状況だけに仕方ないとはいえ、とにかくお互いウジウジして一向に進展しないストーリーには正直イライラさせられました。
まあね、実際はじめと同じ立場になって、幼なじみの女の子がずっと自分を好きでいてくれてたと気づいたら、確かに、喜ぶより先に自分がいなくなった後のことが気になって、らぶらぶどころじゃないかもしれません。

それでもね。この子のルートに関してはこんなイライラ展開は見たくなかった。限られた時間の中で、精一杯幸せな日々を送る恋人同士の姿を見たかったんだよぉぉっ。

そんな訳で、途中まで――というよりクライマックス直前までは結構ストレスがたまりました。
それだけに、クライマックスのカタルシスは大きかったです。
これまでずっと自分の本当の気持ちを押さえ込んでいた2人が、ようやく素直に相手に心情をぶつける場面。あそこで「片思い日記帳」を流すのは反則すぎます。




「泣きゲー」じゃなくて「泣かせゲー」だという批判があるのもわかりますが、わかっててなお泣かされてしまいました。

ようやく2人に訪れる幸せな時間。しかしそれはあまりにも短くて。
だからとっととくっつけと言ったじゃないかと思いながらプレイを続け、迎えるエンディング。
あそこではじめではなく、あえてひかりとはじめママ(陽子さん)で締めるところに、ライターのセンスと本気を感じました。

できることなら、共通ルートでもこれくらい本気を見せてくれればと思ったりもしましたが(爆

そしてED後のエピローグ。クライマックスであれだけ泣かされてもう泣きはないだろうと油断してたら見事にやられました。
詳しは書きませんが、ラストのCGには涙腺ボロボロでした。

「タペストリー」という作品のノーマルエンドと言っていい、切なくて、限りなく優しいルートでした。



○羽鳥詩(はとり うた/CV 風音)
ひかりの親友の優等生にして、ときどき毒舌なお嬢様。

S音様の無駄遣いなんて、口が裂けても言えません(蹴

黒髪。眼鏡。巨乳と、属性的には文句のつけようのない子。おまけにCVは風音様ですし。が――

「ひかりの親友であり、彼女の恋を陰に日向に応援していた」という設定の時点で、甘々でらぶらぶな展開は望むべくもありませんでしたね。
そういう意味では、シナリオにキャラが食われてしまったかなという印象を受けました。

ただまあ、ドロドロの三角関係については決着の付け方も含めて割とよかったと思います。雨降って何とやらじゃありませんが、本音をぶつけ合って逆に絆を深め合うという話は好きです。

はじめ君には、もう少し主人公らしくしてほしかったですけどね。もうちょい考えて行動しろよ。

ラストも綺麗に纏めてくれましたね。ああいう形でヒロインを縛るのはイヤだという意見ももっともですが、個人的にはそんなに気にならなかったです。

でも、属性的には結構好きな子だったんで、もっと濃厚でえろえろなえっちを見たかった(殴



○茅野美那(かやの みな/CV 青山ゆかり)
ツンデレというよりは粗暴な美少女? 同級生。


「個別に入ると途中でヤンデレ化する」というネタバレを事前に見ちまいまして、若干不安な気持ちでプレイしたわけですが、そっち方面に関しては思ったよりもアッサリ気味でした。むしろその後の、過去のトラウマの方が重かったですね。

そんなわけで、過去のある悲しい出来事に起因するトラウマから負のスパイラルに陥ってしまったヒロインを主人公が救うというお話。前の2つのルートではヘタレだったはじめ君も、ここでは主人公らしく頑張るところを見せてくれます。クライマックスはなかなか感動的でした。

一部で物議を醸したラストシーンも含め、他とはやや異質なルートのような感じを受けました。僕は3人目に攻略したのですが、この後の紗希のルートが、クライマックスの流れが部長ルートと似ていることと考え合わせると、むしろ紗希ルートの後にやった方がよかった気がします。

CVの青山ゆかりさん、元祖ツンデレ女王の本領発揮でしたね。デレてからの美那のベタベタっぷりはハンパなかったですw

ただ、キャラデザにはちょっと不満も。
「アイドル顔負けの美少女」という設定の割に今ひとつ美少女っぽさが足りなかったのが残念。せっかくCVがゆかりんなんだから、もう少し可愛い感じにしてほしかったかな、と。

それと、これは声を大にして言いたいことですが――

ヒロインのバストサイズの設定に異議あり!!

ムネの大きさで言うと、詩が文句なしの巨乳、ひかりは普乳、そして部長を含め残り3人が微〜貧乳となっています。
正確な統計を取ったわけではありませんが、陵辱ゲーとかロリキャラものを別にして、いわゆる普通の恋愛ADVの場合、ヒロインが5人いたら、そのうち3〜4人はおっぱいの大きさはそれなりまたはそれ以上だと思います。
5人中3人がおっぱいが小さいというのは割合としてはアンバランスなような気がするのですがどうでしょう。
「貧乳はステータスだ!」という至言も、貧乳に希少価値があればこそだと僕は思います。

まあ、要するに何が言いたいかというと――

もっと巨乳を!!(殴



○桜井紗希(さくらい さき/CV 水霧けいと)
今日も明るく元気に暴走する後輩。


つい最近、CVの水霧けいとさんが、「遊撃警艦パトベセル」のOP「私ってジャスティス!」を歌ってるkeitoさんと同一人物だと知ってビックリ。




ていうか最近この人、なにげにいろいろな作品に出てますよね。注目している声優さんの一人です。

立ち絵のころころ変わる表情や、水霧さんの独特のボイスも相まって、実に可愛らしい和み系キャラ。
ただし、キャラデザも含めて僕のストライクゾーンからはちょっと外れてたんですよね。だから攻略対象としてはいかがなものかと思いつつプレイしたんですが、予想以上に良かったのは嬉しい誤算。

ひかり・詩ルートでは、はじめが活躍する余地があまりなく、どうしてもヘタレ主人公っぽくなってしまいましたが、他のルートではちゃんと主人公らしいところを見せてくれます。

部長と美那のルートは、ヒロインの抱える問題にはじめが向き合い、彼女たちを救っていくというストーリー。
それに対して紗希ルートでは、自分亡き後の手芸部を紗希に託すべく特訓していくのですが、この特訓場面を含め手芸部の日常が馬鹿馬鹿しくて楽しかったです。

そしてそんな馬鹿馬鹿しい特訓を通して、手芸には自信のなかった紗希がいつの間にか部長らしく成長していくところも見どころ。

後半ははじめの病状が悪化して一気にシリアス展開に。
若くして死んだ紗希の父親の設定をもう少しストーリーに活かしてほしかったとか、はじめはいつ××を紗希のところに届けたんだとか、いくつかシナリオに留保はつくものの、クライマックスからラストにかけての展開はよかったです。

だから共通ルートでもこれくらい(ry

紗希と部長のルートでは、はじめの死がきちんと描かれます。
同じはじめの臨終の場面でも、この2つのルートでは、当然ながら描き方が違います。
部長ルートが、大切な人たちを遺して逝くはじめの心情を丁寧に描いていたのに対し、紗希ルートのそれは、むしろ仲間や家族といった見送る側の人々の描き方に重点が置かれていたような気がします。


そして海岸で迎えるエンディング。はじめが紗希に遺した××で感動させた後で一旦オチをつけ、それをエピローグでもう一度ひっくり返して見せるシナリオの巧さは見事と言うほかありません。
最後に。プレイした方はみなさん同じ感想を持たれたのではと思いますが――

ラストのあのCGは反則すぎ!



○真里谷遥海(まりやつ はるみ/CV かわしまりの)
ウクレレ片手に今日も地球の裏側をさすらう、変わり者の手芸部部長。

ひとことかんそうでも触れましたが、ヒロイン5人の中ではこの人が一番好き。

もう何度も書いてますが、こーゆうイタズラ好きで掴みどころがなくて、でも実はスペックが高くていざというとき頼れる年上キャラに、もの凄く惹かれるんですよね。これまで紹介したキャラで言うなら、「ソルティアンジュ魔法倶楽部」の冴子先輩とか「水平線まで何マイル?」の沙夜子さんなんかですね。「タペストリー」の遥海部長も、もちろんそうした個性的な年上キャラの一人。

その部長をトゥルーエンドのルートヒロインに持ってきたこと、そしてあまたいる声優の中からCVとしてかわしまりのさんをチョイスした選択眼。この2点だけでも、作り手のセンスは並じゃないですね。たとえ共通ルートがgdgdでも、CG枚数がちょっと少なくても、全部許せてしまえる気分になってくるからあら不思議。
まあ僕がそう思えるのも、部長ルートがヒロインの魅力に負けないくらい素晴らしかったからでもあるのでしょうが。

先ほどトゥルーエンドと言いましたが、決してルート固定されている訳ではありません。それでも、紗希ルート同様はじめの死をはっきり描いている点、タイトルにもあるタペストリーが重要な小道具として使われるだけでなく、作品全体のテーマに関わるような象徴的な意味を与えられている点から見て、明らかに遥海先輩のルートがトゥルーエンドだと思います。そういう意味で、やっぱり部長ルートは最後にプレイするのが吉ですね。



このルートに限っては、あんまりネタを割りすぎると面白さが半減というか激減してしまいます。だからうかつなことは書けないのですが、ちょっとだけ。どうしても個人的に言っておきたいことを。


「タペストリー」のヒロインたちは、はじめと接していく中で人間的に成長していきます(その意味で、よく言われるように、この作品は主人公ではなくヒロインの成長を描いたゲームということもできます)。でも、主人公と結ばれることで、一番救われたのは、実は部長なんじゃないかという気がします。全クリした後でもう一度紗希ルートのエピローグとか見て、余計そんな感じがしました。

・個別に入ってしばらくすると、部長の言動が超展開じみてきて面食らうかもしれません。でもこの辺りの流れはクライマックスへ向けての伏線となっているので要注意。決して途中で投げてはいけませんw

・ん〜〜、これ致命的なネタバレじゃないよね。一つ不満を言っておくと、ED後のエピローグで部長のCGがないのだけは納得がいかない。あの非常識に長い三つ編みは、絶対ラストで髪を梳いたCGを見せるための伏線だと思って期待してたのに。今からでも遅くないから追加パッチ作ってください>lightさん。「Dies irae」の完全版後回しにしてもいいから(殴

・プレイするにあたって二つ、期待というか気になっていたことがありました。一つは「あの部長が泣くとしたらどういうシチュエーションで涙を流させるか?」、そしてもう一つは「はじめと恋仲になったら、あの部長も他のヒロインのようにデレるのだろうか?」ということ。
「あの」と思わず冠詞をつけてしまうほど、「涙」も「デレ」も部長のキャラクターと結びつきません。だから、ライターがそのあたりどう見せてくれるのか期待と不安が半々だったのですが――

いやもう、どちらも素晴らしいとしか言いようがなかったです。

「涙」に関しては僕が何か言うのも野暮でしょう。是非ゲームで確認してみてください。卑怯なくらいに見せ方が巧いです。泣きました。ええ、泣かされましたとも。

「デレ」……こちらはもう卑怯なんてもんじゃありません。デレモードになった部長が、羞恥で真っ赤になって照れまくってるところを、GユウスケさんのCGと、かわしまさんのボイスで魅せてくれる至福。それだけでこのゲームを買って良かったと心の底から思えますw

で、シナリオが巧いと思うのは、↑にも書いたように、本来部長のキャラとは水と油な「涙」「デレ」という要素を不自然でなく見せるために、それまでの話の中で巧みに伏線を張り、「涙」と「デレ」に収束させている点です。ホント、「部長のこーゆう姿が見たかった」というところが見られて満足でした。




はじめが最期に部長に遺したもの、そこに託されたはじめの想いを受け止める部長の姿に、彼女がようやく見つけた答えに、そしてラスト、川のほとりに佇む部長の一言に、ただただ涙。


一人の少年が、短い人生の中で精一杯織り上げてきたものは、彼の大切な女性にしっかりと受け継がれ、これからも脈々と続いていくことでしょう――





というわけでヒロインルート感想はここまで。明日――というか今日この精神の煉獄から下界に帰還する予定。帰ったらちょっと記事に手を加えてもうちょい見やすくする予定です。ではでは。




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2013/07/06 05:17

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