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zoom RSS 「素晴らしき日々〜不連続存在〜」だらだら感想その2 キャラクター編

<<   作成日時 : 2010/04/25 22:28   >>

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ネタバレ全開


個性的で魅力に溢れたキャラ揃いの、「素晴らしき日々〜不連続存在〜」。その登場人物について語っていきたいと思います。


☆メインキャラ

○水上 由岐 (みなかみ ゆき) CV:かわしまりの

物語 “Down the Rabbit-Hole” の主人公。
祖父から習った古武術を使う。
明るく暴力的な少女。
(OHPのキャラ紹介より。以下同じ)


今までいろんなゲームをプレイしてきた中でも、トップクラスの年上+姉属性ヒロイン。こーゆう強くて優しくて、普段はふざけていてもいざという時には頼れる姉御肌の女性に弱いmiyaですw かわしまりのさんのボイスも、これ以外の声は考えられないってくらい合ってました。メインキャラの中では文句なしにイチ押し。

だがしかし。竹を割ったようなその性格とは裏腹に、彼女のキャラ設定は非常に複雑。「素晴らしき日々」スレなどを見ても、人によって捉え方がまちまちだったりします。
同じ少女でありながら、√によって微妙に(時には大きく)異なる「水上由岐」。私見ですが、物語中に登場する「水上由岐」は、次の5人に分類(?)されると思われます。
@生身の水上由岐
A主に第4章以降に登場する、@の記憶を残した水上由岐
B第1章メイン√の主人公である水上由岐
Cプロローグの7/12以降に登場する水上由岐
D「終ノ空U」ENDに登場する由岐

以下、それぞれについて詳述。



@生身の水上由岐
沢衣村の生まれ。父親は水上敏夫。子供時代の間宮皆守、羽咲兄妹の姉代わりの存在。
崖から転落した羽咲を助けようとして命を落とす。享年18歳。
当時10〜11歳の皆守に逆プロポーズとしか思われない告白をしたことから、ショタコン疑惑あり(爆
またあのヒラヒラ服は生前から愛用していたことが判明。閉鎖的な村の中で、あの格好が他の村人の目に奇異に映っただろうことは想像に難くない。
最後の夜の皆守との会話から、読書好きは生前からのものであったことが窺われる。

所謂「由岐姉」バージョンの由岐です。↑でも書きましたが、冗談めかしてはいたけど告白シーンは結構マジだったと思う。てか、ここで由岐姉死ななかったら、成長した皆守と結婚してたんでしょうか? 年の差7〜8歳あるけど大丈夫か由岐姉?
あと、OHPのキャラ紹介に「祖父から習った古武術を使う」とあるので、間宮の血を引いてると思われ(恐らくは母親が間宮の人間)。てことは皆守とは血縁関係があるということで、仮に水上敏夫が間宮浩夫の姉妹と結婚していた場合、由岐と皆守はいとこ同士ということになります。まあいとこ同士なら結婚はできるので、ショタコン(←しつこい 以外は問題ないんですけど。


A主に第4章以降に登場する、@の記憶を有した水上由岐
間宮皆守のソウルメイト。その正体は、皆守が生前の由岐の記憶を元に生み出した別人格。もしくは皆守に取り憑いた由岐の幽霊。
顕現したのは皆守よりも先。恐らくは、プロローグの、屋上で煙草を吸ってるあの時ではないかと思われる。
当初は記憶も不完全で、皆守のことも「悠木」皆守としか認識していなかった。
第4章の皆守とのやり取りの中で、何度か彼に何か言いかける場面があったことから、この頃には沢衣村での出来事も含めて、ほぼ完全に記憶を取り戻していたようである。

キャラ的には@の由岐姉バージョンを継承している由岐です。ただ彼女も謎の多い存在で、一番疑問なのは、なぜ間宮卓司が高校生になってから表に出てきたのか、です。その正体が幽霊にせよ脳内彼女にせよ、由岐が皆守に憑いた又は創り出されたのは、7年前の事件の後、彼が間宮卓司の人格に支配される前としか考えられません。

(ついでに言っとくと、ゲームではあの事件の直後に卓司人格に体を乗っ取られた感じの皆守ですが、それだと別人格由岐が生まれる時間的余裕がありません。生前の間宮卓司と由岐との間にほとんど接点がない以上、由岐人格は皆守が生んだとしか考えられず、そうである以上、例の事件の後、しばらくは皆守も卓司の人格に体の支配権を奪われてはいなかったと考えられるのです。まあ、Bの由岐が幽霊だったとしたら、取り憑いた皆守の人格が皆守自身だろうと卓司だろうと関係ないだろうから、問題ないんですが。)

で、皆守の体が卓司の人格に支配され、皆守の人格が眠っている間は、由岐の人格(もしくは霊)も表に出てこない、というのは分かるのですが、それならばなぜ彼女は、沢衣村での事件から何年も経過した後で顕現化したのでしょう。皆守の場合は、顕現化した場面が描かれているのである程度分かりますが、由岐の顕現化のきっかけが不明すぎる。羽咲に関する何かがあったのか、あるいは皆守同様卓司へのいじめがらみか。そのあたりFDで補完とか……ないよなあ。

↑で初めて表に出てきたのが屋上煙草のときと書いてますが、これはBの由岐が間宮卓司の理想の人格として創り出されたことから逆算しての解釈です。もちろん、卓司自身にとってはそれはあくまで「理想の間宮卓司」なのでしょうが(でなければ皆守以外にも由岐の姿は卓司ではなく由岐として認識されるはず)、結果的にその人格が由岐のパーソナリティーを持っていたということは、意識的にせよ、無意識的にせよ、理想の自分をイメージする上で、その元になったのは由岐なわけです。しかし、これも↑で書いた通り、生前の間宮卓司は水上由岐とほとんど接点を持っていませんでした。では由岐に理想の自分を投影するくらい強烈な出会いをしたのがどこかといえば、これはプロローグの屋上シーンとしか考えられません。たぶん、あそこで初めてお互いを認識したときに、由岐の中で間宮卓司の情報(座席がどこか、とかどんなキャラなのか、とか)が与えられたのでしょう。そしてそれは、間宮卓司の場合も同じ。

ただし、↑の仮説だと、同じ場面が第1章メイン√で反復されたときに、1つ大きな矛盾というか齟齬が生じたりするのですが、これについてはちょっと保留(爆

個人的には、@の由岐姉と並んで、カッコよくて頼りになる由岐だと思います。自分の置かれている状況の不安定さ、自分の存在の歪さを理解し、それでもぶれることなく自分のやるべきことをやり遂げる芯の強さに惹かれます。
その一方で皆守をからかったり羽咲に突っ込まれたり、しっかり日常もエンジョイしてましたね。お風呂のシーンは笑えた。Hシーンでは一転して恥ずかしがったり皆守に甘えたりするギャップも◎。
「終ノ空U」は置いといて、第6章の後、ENDは2つありますが、推奨攻略順は「素晴らしき日々」→「向日葵の坂道」。「素晴らしき日々」END直前の、「私のヒーロー!」は、りのさん絶対マジ泣きしてるよねって思ってしまうほどの、涙なしには聞けない名台詞。これがあるからこそ「向日葵の坂道」のあのエンディングが活きてくるのだと言えます。

あと、@の由岐は別として、音無彩名と出会っていないのはこの由岐だけ。


B第1章メイン√の主人公である水上由岐
間宮卓司が理想の自分として創り出した別人各。それが何ゆえ由岐の姿をとっているのかは、↑で述べた通り。
@、Aの由岐とは直接的な関係はない。基本的な記憶は間宮卓司のそれをベースにしているため、(卓司の中では死んだことになっている)皆守を認識することは出来ない。
また、羽咲のことは、若槻司という少女として認識(これも間宮卓司のそれと同じ)しているが、時には不気味な影の化け物に見えたり(第1章メイン√7/18)、そうする必然性がある場合は間宮羽咲本人として認識することもある(第1章メイン√7/16)。
横山兄との会話の中で、3年進級間もない頃、城山たちをフルボッコにしたような台詞があるが、これは皆守が城山たちを〆た時の記憶を自分のものと認識しているのだろう。
電波演説をする間宮卓司と対峙したとき(7/15)に、由岐視点では間宮に反論していたのは鏡だったが、第2章の卓司視点では由岐自身が反論していた。この場面のテキストがウィンドウ形式ではなくVN形式になっていることから、実際には他人には聞こえない脳内語りであった可能性が高い(この作品ではよく用いられる演出)。それにしてもなぜ由岐と卓司で認識に齟齬が見られるのかは疑問であるが。

基本的な性格は@やAの由岐と同じですが、次々起こる不可思議な出来事に振り回されっぱなしだったり、音無彩名や覚醒した間宮卓司に全然歯が立たなかったりと、あまりいいところのない由岐です。これについては、間宮卓司というフィルターを通した人格なので、オリジナルである@やそれを継承したAに比べてスペックが劣っているからだと一応は考えられます。
が、僕はむしろ、第1章のタイトル“Down the Rabbit-Hole”「不思議の国のアリス」からの引用であることに注目したいです。というのも現在、ティム・バートン監督の「アリス・イン・ワンダーランド」が公開中ですが、その宣伝の中で、あるルイス・キャロル研究家(名前失念)が「アリスは戸惑う存在」というようなことを言っているのです。タイトルとの関連から由岐=アリスと捉えるなら、彼女が事件に巻き込まれて右往左往するのも、音無彩名に質問ばかりして駄目出しを食らうのも納得がいきます。
原作のアリスは夢から覚めて現実へと戻りますが、間宮卓司がC棟屋上から飛び降りた後の由岐の消息は不明です(夢から覚めるのは次のCの由岐)。卓司の人格が消えたことで彼女も消失してしまったのだとしたら不愍ですね。


Cプロローグの7/12以降に登場する水上由岐
ある意味一番謎の多い由岐。
プロローグが由岐の見る夢であることはどうやら間違いないようなのですが、なぜ由岐がそんな夢の世界にいるのかが疑問。スパイラルマタイしたざくろに巻き込まれたためらしいのですが、ここで曲者なのは「巻き込まれた」という言い方。これは文字通り自殺に巻き込まれて重症を負ったとも、自殺を目撃した卓司が精神に重大な変調をきたしたとも解釈できます。
もっとも、それを言うなら由岐が飛び降りる直前のざくろと出会っていない時点で、これが本来の作品世界とは別の世界なのは明白なワケで、ここは無難に「メイン√とは別の並行世界での出来事」と捉えておくのがいいかと。ざくろの送信したメールや、7/16に彼女がぬいぐるみを落とす行為が別の世界(メイン√)に反映されていることも、その傍証と言えるでしょう。

夢の世界に間宮羽咲が出てこないところ、若槻姉妹を幼なじみと認識しているところから、Bの由岐を踏まえた人格だということが分かります。「アニメはあまり詳しくない」とか言う割に、「ハルヒ」「はにはに」「空おと」とか口にするのは、卓司の記憶が混じっているのでしょうか。そう考えると、並行世界とは言いながら、メイン√世界と共通点は多そうです。
あと、ざくろや若槻姉妹が同居したり、お風呂イベントがあったり、王様ゲームの全裸大会があったりという点から考えて、ここでのざくろは由岐のことを間宮卓司ではなく水上由岐という少女として認識しているのは間違いないようです。そう考えると、余計ココにある由岐とざくろの百合CGが用いられなかったのは残念至極なんですが、でもこれは物語の性格上仕方ないかな。その辺りは√別感想で書きます。


D「終ノ空U」ENDに登場する由岐
これについてはキャラ感想として書くことはあんまりないなあ。
とりあえずA〜Cの由岐のどれかと限定するのは難しそう。屋上から転落した羽咲と皆守のことを気にかける一方、プロローグでざくろと幽霊部屋「終ノ空」に入った記憶もあるので、AにもCにもあてはまります。彩名とのやりとりの感じからするとBっぽいし。というわけで、一応、@〜Cとは別の由岐としておきます。






キャラ別感想のはずだったんですが、由岐姉一人で息切れしてきたんで、とりあえず一回ここで切ります。羽咲他のキャラクター感想はまた後で。

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