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zoom RSS 「素晴らしき日々〜不連続存在〜」だらだら感想その3 キャラクター編PART2

<<   作成日時 : 2010/05/04 15:52   >>

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ネタバレ全開


前回由岐姉に力入れすぎたので、今回はちょいアッサリめにw


○間宮 卓司 (まみや たくじ) CV:佐山森

物語“It's my own Invention”の主人公。
世界に予定調和を見る。



声が高山某か緒方e(ry にしか聞こえない件(ダマレ


「救世主様」として一部で根強い人気を誇っている間宮様ですが、ただの「電波坊や」(by由岐姉)でした(マテ
とはいうものの。あれだけの人間にあんなことさせちゃったんだから、そのカリスマ性とオーガナイザーとしての才能はなかなか侮れないものがあります(陰でサポートしてた希実香の力も大きいけど)
卓司を指して「壊れてる」「狂ってる」という人もいますが、それはどうかと思う。まああんだけ妄想やら幻覚やら全開にしてればそういう評価になるのも無理ないんですけど。でも、それ以外のところでは、否、妄想にドップリ浸っているときでさえ、卓司の言動は基本的に一貫しており、狂人に特有の支離滅裂なところは見受けられません。言ってることは電波だけど、彼の精神は最後、屋上からダイブするときまで正常だったと思う。正気で電波思想を信奉し、正気であれだけのことをやってのけたところに、間宮卓司という少年の底知れぬ恐ろしさ、怪物性があると言えます。
そう、怪物。それはまさに正体の定かでないジャバウォックのごとく。それゆえに、あるいはにも拘らず、由岐姉も皆守も、結局彼を滅ぼすことは出来なかった。2人に出来たのは、やるべきことをやりとげ、満足した卓司を連れて行くこと、そして何があっても守ると誓った羽咲を守り抜くことのみ。一番弱っちく見えた卓司が最後、勝ち逃げのような形で退場していったのは、皮肉な気もします。
そういう意味では、卓司/希実香√だけでなく、メイン√のあの結末も、卓司的にはHAPPYENDと言えるのかもしれませんね。



○高島 ざくろ (たかしま ざくろ) CV:涼屋スイ

物語 “Looking-glass Insects” の主人公。
彼女の決意によって世界は幾通りにも裂けてしまう。



ギャップ萌え―――るかボケェェッ!!


体験版やOHPでメインヒロインっぽい扱いだったのが見事にブラフでした。
プロローグがクレバーでミステリアス、ちょいお茶目☆ な印象だっただけに、第3章メイン√での落差は衝撃的すぎた。嫌われ松子もビックリな不幸のスパイラルはいっそ笑っちゃうくらい。備忘録ではメイン→HAPPYの順にやった方がよかったようなこと書いてますが、あれだけ悲惨な展開の目白押しの後だとざくろ/希実香√のらぶいちゃENDが逆に嘘臭く見えてしまうかもしれません。
おまけにメイン√ではスパイラルマタイの後出番なしという不遇っぷり。第2章でちょこっと出てはくるけど、あれは卓司の妄想だし、おまけにぐちゃぐちゃのズルズルだし。妄想にしてももうちょっとマシな登場のさせ方だってあっただろうに。
だから、本当の意味でのざくろのHAPPYENDは、第3章のざくろ/希実香ENDではなく、プロローグなんでしょうね。「プロローグの日常シーンがダラダラして退屈」という声をよく聞きますが、傍から見れば平凡で退屈な日常でも、ざくろにとってそれはかけがえのない「素晴らしき日々」。2周目でそれに気づいたら何か凄く泣けた。



○悠木 皆守 (ゆうき ともさね)

物語“Jabberwocky”の主人公。
クール系を気取っているが、本質として熱血漢。
水上由岐とは喧嘩友達のような仲。
レトロゲームマニア。



だから何で「悠木」なの?


「悠木」の由来は本編ではきちんとは触れられてなかったような……皆守の意識がブラックアウトするシーン(7/13)で、由岐の過去の台詞がフラッシュバックしたときに一瞬聞こえたんだけど聞き取れなかった。どうやら由岐の父方だか母方だかの何かの苗字らしいんだけど。

第2章で登場したときの第一印象がとにかく最悪で、これは実は偽者か、でなけりゃ第2章自体がパラレルワールドの物語かなとか思ってみたり。そしたら終盤でいきなり何の伏線もなく熱血ヒーローキャラとなって再登場とかオイオイ何ですかこれは!? 的な超展開。まさかこの後、第4章以降で、この置いてけぼり状態にあんな風に明快な答合わせが用意されてるとは思いませんでした。
本人視点で明らかとなる皆守は、強さも弱さも兼ね備えた実に人間臭い主人公で好感が持てました。これなら羽咲や由岐姉が好きになるのも納得。
時々ヘタレて由岐に甘えるところとか、意外と可愛い。羽咲には絶対見せないだろう弱さを由岐の前では出していたり。うん。羽咲には悪いけど、カップリングとしては由岐×皆守の方がしっくりくる。
「間宮皆守」としての記憶を取り戻す前の皆守が、自分の外見イメージとして(本物の)間宮卓司が成長した姿を選んでいたというのが興味深いですね。で、第6章で記憶を取り戻した後、屋上シーンのCGでは本来の姿になっているところとか、細かい演出もよかったです。



○間宮 羽咲 (まみや はさき) CV:西田こむぎ

物語“Which Dreamed It”の主人公。
うさぎの人形を持ち歩く。
兄に異常な懐き方をしている。



俺はシスコンじゃない!! こむぎさんが演じる妹が好(殴


まさかの隠れヒロイン。一応、第5章の主人公であることはOHPで紹介されていましたが、ここまでメイン√に絡んでくるとは予想外でした。ある意味、この物語のキーパーソンとも言える存在。
備忘録で以前ちょろっと触れましたが、「兄に異常な懐き方」云々という公式の紹介はミステリで言うところの叙述トリックでした。うん、確かに嘘は言ってないよ。ただ、キャラ紹介のページにあった、
「このぐらいなら兄妹のスキンシップとして問題……無し! ……だよね、だと思うけど、のはず……って、お兄ちゃんの背中ぐらい触っても問題ないもん! 私おかしくないもん!」

この台詞が本編では使われなかったのが、期待していただけに誠に残念。こむぎさんのボイスでこんなこと言われた日には、モニタの前で鼻血噴いて悶絶死したかもしんない。

そんな羽咲ですが、ざくろとはまた違った意味で不遇なキャラでもあります。何しろ、半分しか血がつながっていないとは言え実妹で、どうみてもJ○ですありがとうございましたのロリロリで、お兄ちゃん好き好き大好きっ娘という、並の萌えゲーであればぶっちぎりで一番人気間違いなしのヒロインと言えるのですが、このゲームに限っては相手が悪かった。死角なしの良ヒロインの由岐姉に、幸薄いところが逆に同情点につながってるざくろ、まさかのダークホース希実香と、いずれも並のゲームであれば頭一つ抜きん出てるようなキャラが群雄割拠状態なわけで、相対的に羽咲の印象が弱くなってしまった感は否めません。作中の羽咲の厚遇っぷりを考えると、これは作り手の方も予想もしてない結果だったんじゃないでしょうか。
それでも、こむぎボイスの効果もあって、僕の中では由岐姉に次いでポイントの高いヒロイン。セクハラ紛いのことを言われて「はわわわ」となったり、沢衣村の回想シーンでぴょこぴょこ動く立ち絵の演出がいちいち可愛い。意外と焼きもち焼きで独占欲が強いところも◎。

第5章で木村の腕をとって関節を極める描写を見るに、マスターに引き取られたから武術を身に付けたらしい。見た目に反して戦闘能力の高いJ○生。個人的には、ヘタレな木村なんかじゃなく、エストレイマ・ラティオを手にした希実香とガチバトルを見てみたかった気も。

あと、作中の羽咲の年齢ですが、18歳以上なのはこの手のゲームのお約束なので置いとくとして(爆 制服や外見からJ○生なのは間違いなさそう。ただ、沢衣村の回想シーンで、春になって羽咲も自分も「学年が一つ上がった」と皆守が言っていることから考えると、この時点で彼女が小学校に通っているのは間違いなさそう(幼稚園の場合、「学年」とは言わないでしょう)。ニコ動のタグにある「2012−1999=羽咲」というのはちょっと違うような気もします。ノストラダムスの予言で世間が騒いでる頃に生まれたと言っても、それは厳密に1999年でなくてもいいわけですし。



個人的には、いまいち素晴らしい感が少ない「素晴らしき日々」END(もちろんそれは意図してそう作られてるのでしょうが)よりも、皆守を挟んで由岐と羽咲がやり合う「向日葵の坂道」ENDがお気に入りw



○橘 希実香 (たちばな きみか) CV:北都南

化学薬品を扱う爆発少女。
運動神経が鈍いため、その鍛錬のため陸上部に所属している北校第39代科学部部長。
高島ざくろとは親友。
ナイフ他あらゆる武器を携帯している。


ダークホースでした


プレイ前と後で一番印象が変わったのが彼女。まさかこんなに化けるとは思わなかった。メイン√にはそれほど絡んでこないキャラ(ぶっちゃけ彼女が登場しなくても、メイン√は成り立つっちゃ成り立つ)なんですが、逆にストーリー上の縛りをあまり受けない分、キャラの魅力がストレートに出ていたと思います。

第3章のざくろ/希実香√で活躍する科学部部長としての彼女が、本来の希実香なんでしょうね。でもキャラとしては第2章の、絶望の果てに「向こう側」に突き抜けてしまった彼女の方が好き。破滅に向って明るく突き進むノリの良さと、時折見せる透明な哀しみの表現が上手いと思いました。クスリでラリった卓司と希実香が、夜の屋上で宇宙の果てを目指すシーンは、本編でも屈指の名場面。
「神様がいたとしたら、神様っていつでもお空から私達を見ているんですよっ」
「そして生暖かい目で見下しているヤツなんです。あいつは嫌なヤツですっっ」

第3章やった後だと、この台詞が結構重い。

第2章の卓司/希実香ENDが好きって人が多いですが、冷静に考えれば伏線回収も何もなく凄い投げっぱなしなENDなのにこれだけ支持されてるのは、希実香のキャラに負うところが大きかったと思います。あと、最後の最後で、世界を救うという本来の目標よりも、一人の少女を救うことを選んだ卓司の決断も。そしてそんな2人がメイン√のように肉体的に結ばれることなく、最後までプラトニックなまま旅立っていくという終わり方を見て、シナリオのすかぢ氏は案外ロマンチストなんじゃないかと思いました。



○若槻 鏡 (わかつき かがみ) CV:小倉結衣

裂けてしまった存在の一部。
妹を溺愛する少女。それはまるで自らの本体であるかの様に……。
彼女は、そのすべての存在をかけてでも<妹>を守る。


○若槻 司 (わかつき つかさ) CV:如月葵

守られるべき者の象徴。
おっとりした性格であり、人からもよく愛される。



OHP詐欺だっ!!!


この2人を目当てにゲームを買った人はご愁傷様としか言いようがない。

名前の由来が某アニメであることは本編でも明かされていますが、「鏡」「司」というネーミングは、メタ的に考えるといろいろこじつけられそうで面白い。OPの歌詞に「消滅を司る鳥たち」とあるのもいかにもな感じですし、「鏡」に至っては「鏡の国のアリス」そのまんまです。羽咲のぬいぐるみが「アリス」となじみの深いウサギであることや、鏡のツインテがそのウサギの耳に対応してるところとかも。
う〜〜ん、2人ともキャラ自体にあんまり思い入れがないから書くことないなあ(爆




○音無 彩名 (おとなし あやな) CV:成瀬未亜

境界線に立つ少女。
最果ての空より先……人のいけない場所から来た。
すべてを見て、すべてを知り、そして何もしない。



↑いや、アンタ間宮様にグーパンチしただろ……


グーパンチはともかく、言葉で登場人物の行動をある程度コントロールしていたような感じは受けました。重要な選択の場面で、彩名の言葉が登場人物の決断を左右する場面も少なくなかったと思うぞ。

彩名の正体についてはこのあたりでも触れられてるのでご覧ください。ただ、それで彼女を説明してしまうというのも、ある意味彼女を矮小化してしまうことになりかねず、OHPにあるように「境界線に立つ少女」と規定するのが、なんだかんだいっていちばんしっくりくる。
散々韜晦的な言動を繰り返して登場人物たちをケムに巻いてはいたけど、どうとでも解釈できる曖昧な言い方はしても、明確な嘘はついてなかったような気がします。「終ノ空U」で由岐に示した可能性も、どれもあり得るものとして語っていたし。

基本的に1対1でしか相手と対峙することはない。

他のキャラと対するときはしばしば相手をからかうような言動が見られるが、ざくろがスパイラルマタイを実行しようとしたときだけは、結構真剣に考えを変えさせようとしていた。たぶん本編の中で唯一彼女が人間らしく振舞ったところ。

卓司妄想の中のHシーンは、なにげにえろかった。あれで本当に彩名が屈服してれば卓司神! だったんですが、所詮救世主程度では太刀打ちできない存在ということで。

そう言や彼女も「不連続存在」と言えるような。

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